S/S BLOG

ギタリスト、齋藤聖悟のブログです。

韻を踏む。

ふと自分の好きなものの共通点を探してみたときに、うまいこといった「ごちゃ混ぜ」が好きなのだと気づいた。20歳ぐらいのときだろうか。

ちょうど細野晴臣さんの音楽(ごった煮サウンドって細野さんは自分の音楽に名付けてた)にハマっていたかもしれないし、長崎ちゃんぽんにハマっていたからかもしれないし、タコライスにハマっていたからかもしれない。

 

ジャンルとか人種とか価値観とか、いろいろクロスオーバー、ミックス、してしまう。

それが平和なのかとかどうだとかの話は長くなるから居酒屋まで持っていくとして、とにかくそういったものが好きになったのだ。

 

それからというもの、あらゆる音楽を聴くようになり、それをなんとか自分のフィルターで消化しようと考えている。

 

前置きが長くなったけど、最近はヒップホップカルチャーの「韻を踏む」にハマっている。

これ、ギターで踏めないもんかなー、と。

 

以下、マニアックな話なので、タモリ倶楽部が好きな人は読んでも楽しめるでしょう。

 

まず、「韻を踏む」にもいろいろあるらしい。

韻を踏むのを優先しすぎて、伝えたい内容が無くなってしまったらダメ

とか

文末の母音を揃えるパターン

とか

A、Bときて、A'、B'って2つが並行して韻を踏む

とか。

もうとにかく相当ある。

 

これらをギターフレーズに消化してみるのだ。どうだろう。

ギターソロもラップのフリースタイルも、ようは語彙力と瞬発力とセンスのアドリブなわけで、そこに場の空気とか、前後の文脈とかをくみ取ったバイブスが発揮されたときに聴衆は感動に至る。簡単に言うと、あの「ぶちあがる」やつ。

 

そしたらほら、思いつきや手グセでフレーズを乱立させながら、音のテンションと顔の表情でギターの表現をするパターンに対してのパンクになるんじゃないか、って。もちろんそういうギターソロも好きなんだけど。

 

コルトレーンとか、マイルスみたいな発想をもとに、ヒップホップカルチャーと向き合い、現代ロックにパンクする。

 

今日もせっせと家でギターを弾きながら、韻を踏んでみている。

 

(書いてる文章が密かに韻を踏んでいるというオシャレなことはできなかった)