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ギタリスト、齋藤聖悟のブログです。

IDMについて

僕の周りでIDMの話ができる人は2人ぐらい。EDMは有名なのにな。

 

シンセサイザーやらマシン音楽が生まれていって、エレクトロな音楽=クラブミュージックの踊れる音楽、みたいに思ってる人が多いと思う。

 

そんな中で誕生したのがIDMで、「ベッドルームミュージック」だとか、「リスニングエレクトロ」だとかいろいろ言われてる。

踊るんじゃなくて、「聴く」エレクトロ。

飲むんじゃなくて、食べる味噌汁。

余談だけど、聴くのも危ういっていうノイズ即興系のエレクトロもある。

もはや、投げる味噌汁。

 

もう少しだけ雑に話を進めます。

 

音楽のジャンルによって、特化してる部分というのがあると思う。

パンクは怒りとか反社会とか、衝動とか、青春とか。

ボサノバはBGMとして使われるぐらいだし、空間の優しさとか、癒しだとか、かゆいくらいのブレイクタイムも含んでる。

ファンクはイェーイで伝わると思う。

 

そこでIDMって音楽なんだけど、「クオリアの表現」と、「真面目に楽しんでる音遊び」に特化してる感じがして、とても面白い。

 

家を出てドアを開けた瞬間の「あれ、今日から夏が来た?」って思わせるあの感じとか。

朝まで起きてしまって、太陽の光に眩しさを感じている煙草の煙の気持ちとか。

 

なんとも言えないんだけど、なんかあの感じ!なんか!あの感じ!うわぁぁ!

っていうクオリアの表現が、本当にすごい。

 

センスで勝負してる弾き語り系女子とかがIDMを聴きだして、さらに宅録とかしたら…。作曲のフォーマットはみ出して才能爆発するんじゃないかとか思っていたりする。

 

世間に広まるくらいメジャーになって欲しいとは思わないけど、ライブハウスで顔合わせる人達が、「いやジェームス ズーのアルバムを正座しながら聴いちゃったよ!」なんてひどい話ができたら面白いのにな、と。

 

とにかくIDM、おすすめです。

外見と内面

ちょっと引くわ

というぐらいの見た目で過ごすのが楽しかったりする。

髪を下ろしたら、見た目オジーオズボーンだ。

 

無意識でも社会からの目線を気にしてる人には距離を置かれる。そこを気にしない人は人間性を見てくる。

 

面白い人、賢い人、優しい人、あと単純に危ない人が寄ってくる。これが楽しい。

 

あとは、自分の背筋を伸ばすきっかけになる。

 

見た目がズレてるってことは、そこに人間性としての面白さ、賢さ、優しさ、その他もろもろ何かないと、単純に危ない人として見られる。最低につまらない人との紙一重のところ。

 

社会の当たり前から外れることで、自分の中身と強く向き合って、考えていく。

 

今年はインスパイアド、ウィリーネルソン。

三つ編みでもいこうかと。

 

ギターの録音について

今までいろんなギターの録音を経験してきた。

MTRにライン、DTMソフトにライン、家庭用アンプでひっそりマイキング、スタジオでiPhone録音……。それからバンドでの一発録りで、ギターだけブースに分かれて、ライブをラインとエアーマイクのミックス…。

 

20代のアンダーグラウンドギタリストが経験できる、あまりお金かかってない録音から、それなりにお金のかかってるレコーディングスタジオの録音まで、いろいろあった。

 

結果、耳で聴こえてるアンプの音の再現度が一番高かったのは、サポートのスタジオ練習のとき、iPhoneでメモ録音してたやつだった。

「お、これ俺の音じゃん」ってやつ。

 

なぜだ。

 

ギターの録音についてググってみると、「アンプの中心から少し外したところを、ダイナミックマイクで録音するのが一般的」とか書いてある。ほとんどそれ。でもそれだと正直PCでアンプシミュレーター使ったほうが、いわゆる「いい音」になる。ペラペラに聞こえるし、せっかく作った自分だけのギターの音は再現できない。

 

ジョンメイヤーみたいなモチモチクリーンとか、ガスリーゴーヴァンみたいな歪んでるのにクリーンぐらい弦の音のしっかりしてて…とか、ジョンスコフィールドみたいな「箱モノとテレキャス持ち替えたのすぐわかる」とか。

「その人の音」が確立してる人は、やっぱ「その人の音」でレコーディングしてこそ、ギタリスト冥利につきるもの。

 

おばあちゃん、七五三のために孫に買ってあげた着物で晴れ姿を記念写真に収めたら、ブレてて何も見えなかったよ。ってぐらいショックなのだ。愛の空振り。

 

 

話を戻そう。じゃあ再現度高いからiPhoneで録音すれば?ってわけにもいかない。再現度高いけど、ノイズも多いし、面倒だし、そもそも外タレはそんなことしてないだろう。

 

だから、ギタリストの「その人の音」をそのまま録音するノウハウを知ってる人たちが、ネットに解説書いて欲しい。だめ?情報商材として重要だから隠してるの?頼みますお願いします。

 

そしてギター耳を持ってないアマチュアエンジニアもアップデートされて、全国のギタリストが妥協レコーディングすることがなくなったらいいのにな。

 

(本当はギタリスト界隈ではそこらへんの問題は解決されてて、僕の情報力とか探求力が足りないだけだったりすると、悲しい)

韻を踏む。

ふと自分の好きなものの共通点を探してみたときに、うまいこといった「ごちゃ混ぜ」が好きなのだと気づいた。20歳ぐらいのときだろうか。

ちょうど細野晴臣さんの音楽(ごった煮サウンドって細野さんは自分の音楽に名付けてた)にハマっていたかもしれないし、長崎ちゃんぽんにハマっていたからかもしれないし、タコライスにハマっていたからかもしれない。

 

ジャンルとか人種とか価値観とか、いろいろクロスオーバー、ミックス、してしまう。

それが平和なのかとかどうだとかの話は長くなるから居酒屋まで持っていくとして、とにかくそういったものが好きになったのだ。

 

それからというもの、あらゆる音楽を聴くようになり、それをなんとか自分のフィルターで消化しようと考えている。

 

前置きが長くなったけど、最近はヒップホップカルチャーの「韻を踏む」にハマっている。

これ、ギターで踏めないもんかなー、と。

 

以下、マニアックな話なので、タモリ倶楽部が好きな人は読んでも楽しめるでしょう。

 

まず、「韻を踏む」にもいろいろあるらしい。

韻を踏むのを優先しすぎて、伝えたい内容が無くなってしまったらダメ

とか

文末の母音を揃えるパターン

とか

A、Bときて、A'、B'って2つが並行して韻を踏む

とか。

もうとにかく相当ある。

 

これらをギターフレーズに消化してみるのだ。どうだろう。

ギターソロもラップのフリースタイルも、ようは語彙力と瞬発力とセンスのアドリブなわけで、そこに場の空気とか、前後の文脈とかをくみ取ったバイブスが発揮されたときに聴衆は感動に至る。簡単に言うと、あの「ぶちあがる」やつ。

 

そしたらほら、思いつきや手グセでフレーズを乱立させながら、音のテンションと顔の表情でギターの表現をするパターンに対してのパンクになるんじゃないか、って。もちろんそういうギターソロも好きなんだけど。

 

コルトレーンとか、マイルスみたいな発想をもとに、ヒップホップカルチャーと向き合い、現代ロックにパンクする。

 

今日もせっせと家でギターを弾きながら、韻を踏んでみている。

 

(書いてる文章が密かに韻を踏んでいるというオシャレなことはできなかった)

書く。

ふと何かを発信したいと思ったときに限って、以前に作ったブログのIDやパスワードがわからなくなっている。そんな奴はボリューム最大のヘッドホンと知らずにレッチリ再生してびくぅー!恥ずかしいぃー!になればいいのだ。と、自分を戒めてブログを再開しました。

 

ペースはあまり考えず、思うところがあればそのときにすぐ、丁寧に書いていけたら。

 

私がギタリストの齋藤聖悟です。